東大准教授との雑談


夏休み中に東大准教授とお話しさせて頂きました

A藤  2019/9/9  雑談

はじめに

みなさんこんにちは、ヒラ部員のA藤です。今回は僕が8月26日に東京大学に行って、工学研究科の准教授の森本さんと対談をしたときのことを書こうと思います。

予め断っておきますが、僕とその准教授の方とでは扱う物理のレベルも違いすぎるため、物理の話は一切していません。悪しからず。

なぜ東大准教授?

ことの経緯を説明します。僕はもともと8月25日から27日にかけて友達5人と東京旅行に行く計画をしていました。それをグリー部の合宿中に、杉山先生(倫理の先生であり、グリー部の顧問)に話してみると、グリー部のOB(84回生)で東大准教授の人がいるということを教えて頂きました。

僕が軽い気持ちでその人と会って話をしたいと言うと、その東大教授である森本さんに連絡していただき、この対談が実現しました。

対談前の下準備

それから一週間としないうちに杉山先生が僕のことを森本さんに紹介して下さって、直接メールでやりとりしました。東大のホームページから森本さんの研究内容などをみることができると教えてもらいました(東大森本研究室と調べると、実際に森本さんの研究室の情報をみることができます)。森本さんの研究室の紹介文によると研究内容は物性物理学だそうです(といっても僕には難解で未だに理解できていません)。

せっかくお話しするのだから少し勉強してからお会いしようと思い、森本さんにオススメの入門書を教えて欲しいとお願いすると、“新しい物性物理―物質の起源からナノ・極限物性まで (ブルーバックス)”と、“物理学とはなんだろうか”と言う本を紹介してもらいました。

またその日、グリー部ではOBの方々と一緒に歌う予定だったので、森本さんの同期の84回生は3人に声をかけてみることにしました。その人たちの話によると、森本さんは面倒見が良くて音取りとかも卒なくこなす人で、ピアノを昔やっていたと聞きました。話が通じるかと言う質問には皆さん少し意見が違っていたのが気になったのです、、、

話している途中にOBの方に文科省の方がいらっしゃって、「文科省推奨のメリン味ブラックサンダー」だと言っていて、お菓子をもらいました。そのあと練習が終わり片付けをして解散となったところで現役東大生お二方にお話を聞きかせてもらいに行きました。どうやらその二人は安藤先生から僕のことを「東大で物理をしたがっている高1の子がいる」と聞いていたようでした。事実は少し違うけど訂正するのも面倒なのでそこは話を合わせて、進振りとかキャンパスライフとか推薦入試の話を聞いていました。

いざ出陣!

そんな感じでグリー部OBとの対談を終え、二週間ほどしたら旅行の日がきました。しかし僕は一番大事な準備、そう、物性論の勉強を後回しにし続け、ついにほとんど勉強しないまま旅行に出発してしまいました。仕方がないので行きの新幹線や25日の夜にホテルで勉強すればいいかなどと言う、今にして思えば浅はかすぎる考えを抱いたまま、電車の中で友達とゲームや談笑をし、夜は勉強せず夜更かしをして遊んだまま当日を迎えました(笑)

26日は午前中は映画「天気の子」の聖地巡礼をして昼は東京駅でラーメンを食べ代々木会館に寄ったあと3時から東大で森本さんとお話をすると言う予定でした。代々木会館から東大に行く道がよくわからず少し遅れそうになりながらもなんとか3時の十分ほど前に約束の森本さんの研究室に着きました。森本さんの研究室は本郷キャンパスの6号館にありました。6号館には関係者以外立ち入り禁止の張り紙がしてあり、中に入ることに若干の優越感を覚えました。

研究室に着くと森本さんはいらっしゃいませんでした。僕の予想とは違って研究室の中はとても綺麗でした。と言うか、ほとんど何も置いてありませんでした。大きめのホワイトボードが二枚(数式や図が書いていた)と棚にも数冊の本(高校数学1,2,3など)とインスタントのお茶など少しの小物しかありませんでした。

対談フェーズ

少しすると森本さんが入ってきて挨拶をすると蛇口が今朝壊れたのでポットにお湯を入れてくると言ってまた出て行ってしまいました(笑)戻って来られると再び挨拶を交わし僕が少し自己紹介をし今回は僕の勉強不足のせいで物理の話をする気は無い!(っておい)と言う趣旨のことを話したら、すぐにグリー部の話になりました。

実はうちの学校のグリー部は人間関係のいざこざがあって七年間ほどなくなっていた時期があり、森本さんが高校に上がる少し前くらいに杉山先生がこの学校に来てグリー部を復活させたらしく、当時は部員も少なく活動日も2日だけで先生も数人練習に参加していたそうです。ちなみに現校長である今西先生も当時はグリー部で生徒と一緒に練習していたそうです。他にも今の親善音楽会は灘もいるけど昔は灘はいなかったと言う話などグリー部に関係する様々なことを楽しく話していました。

話の流れで不定期演奏会(OB会)の話になり僕が森本さんの同期の方や後輩の方も何人か参加されていましたよと言うとかなり興味を持ったらしく名前を聞いてきました。その時は名前を忘れてしまっていたので教えることはできませんでしたが、森本さんの同期で今も甲陽で社会の教師をしている森田先生のことにも興味を示していました。あいにく僕は森田先生にあったことも授業を受けたこともなかったのでなんとも答えることができなかったのですが、そんなに同期の方が気になるのなら同窓会や、それこそ不定期に参加すればいいじゃないですかと言うと、わざわざ新幹線に乗って大阪まで移動するのがめんどうくさいと言ってました。そういうものなんですかね?

そんな話をしばらく聞いたあと大学に入った後の女性との付き合い方について話を聞かせてもらいました。僕たち甲陽せいは男子校なので基本女子と話すことはありません、実際に僕は同年代の女子ともう三年以上(入学以来)まともに話したことがありません。しかし、人口の半分は女性なので社会に出たら女性とコミュニケーションをとることが必要になります。だから僕は男子校出身者でも共学の大学でまともにやっていけるのかと言う話になりました。それに対する答えは工学科に女性はほとんどいないし出会いたいならサークルやれと言うものでした。ちなみに森本さんは大学時代合唱サークルに入っていたそうで、そのサークルの女性と結婚したそうです。

女性関係の話を結構聞いていたら“君かなり出会いに飢えてるんやね”と言われ、まるで出会い厨?のような印象を持たれたのでその話は切り上げました。次にどう言う大学時代を送ったのかなどの話を聞きました。それから高校時代は解析と線形代数をしっかりやって慣れてきたら大学で教科書として使うような本を使ったらいいなど勉強面でのアドバイスも少しいただきました。部誌の締め切りが近いのでこれ以上はあまり書きませんがもっとたくさん様々な役に立つお話を聞かせてもらいましたが割愛します。

しかし、高校時代はとりあえず勉強は必要最低限しておいたらいいからしっかり遊んで楽しめということはなんどもおっしゃっていたので紹介しておきます。そして、90分ほど話していたところで森本さんが用事の時間が来たようでお礼とお土産を渡して神戸弁の話を少ししてお別れしました。これで今回の記事を終わります。ありがとうございました。